“防災を、もっとわたしたちの身近に”
家族みんなで支えたショーが、ひなのさんの表現を大きく変えた

――防災×帽祭のステージでは、ひなのさんはランウェイ、ダンス、そしてお父様と共に参加されたサイエンスショーの三つの役割を担われました。
「普段は私がひなののマネジメントをしていて、主人はDIYが好きなので、小道具を作ったり用意したりして、今回私たちは裏方として参加させてもらいました」とご家族は話します。
――初参加ということですが、不安はありませんでしたか?
「本当に不安や心配は一つもなく、安心してひなのを参加させることができました。初めての現場で少し構えていましたが、運営の皆さんがとても温かく、出演者一人ひとりに目を配ってくれていました。これならひなのを一人にしても大丈夫だな、と感じられるくらい信頼できる雰囲気でした」
――ご家族自身も運営側として関わられたそうですね。
「はい、関わってみると思った以上に大変でした。普段は会社で顔を合わせてコミュニケーションを取りますが、今回はZoom中心で、距離のあるメンバーと限られた時間で話すことが多く、進め方やニュアンスの共有が難しかったです。でも、ショーが終わった瞬間は大きな達成感があり、『やってよかった』と心から思いました。オンラインで準備を重ねてきたからこそ、出演者や運営、家族が一体となってショーを作り上げられたんだな、と実感しました」
――ひなのさんはショーを通して変わったところはありますか?
「ショーに出てからのひなのを見て、『あ、変わったな』と家族として感じることが多くありました。気持ちの面も、ステージでの表現の仕方も大きく成長したと思います。まだ直接会って話すのは得意ではありませんが、ステージに立った時の堂々とした姿は本当に印象的で、前とは違う魅力が出てきたと感じています」
――ダンスの練習はどのくらいされましたか?
「もともとひなのは一人でコツコツ取り組むタイプで、たくさん練習する方ではありません。でも今回は周りの子たちを引っ張る役割を任され、自分で『向き合わなきゃ』と気づいたようです。その経験を通して、『ダンスって自分の武器になるんだ』『モデルとしても力になるんだ』と自信を持つことができたようで、家族としても本当にうれしく感じています」
――今後、防災×帽祭に参加してみたい方に向けてメッセージをお願いします。
「防災というと堅いイメージを持つ方も多いと思います。でもこのショーでは、さまざまな視点から関わることで『防災って身近なことなんだ』と実感できます。みんなでアイデアを出し合いながらショーを作るので、防災に関わりながら自分自身の気持ちや表現力も自然と成長させることができます。ですので、自分を成長させたいと思っている方には、ぜひ参加してほしいです」

取材の感想
今回の取材で印象的だったのは、ひなのさんだけでなく、ご家族全体がこのショーを「成長の場」として受け止めていたことです。ひなのさんは、人に伝える役割を担ったことで表現力が磨かれ、ステージ上での自信へとつながっていました。
また、ご両親も運営の温かさやオンラインでの準備の段階から安心感を持ち、初対面のモデル同士が自然に打ち解けていく様子を高く評価していました。このステージは、防災を楽しく学ぶ場であると同時に、家族の支えと本人の挑戦、そして運営のサポートが重なって、ひなのさんの新たな成長を後押しした特別な時間だったといえます。
防災×帽祭の背景には、レボリストLabが掲げる「防災をかろやかに」という理念があります。
災害大国・日本で、防災をもっと身近に、もっと自分ごととして捉えられるように。
その思いから、仲間が知恵やアイデアを持ち寄り、楽しみながら防災を学ぶ取り組みが広がっています。レボリストLabは、ボランティアでも仕事でもなく、“想い”でつながる仲間の活動です。
誰でも参加でき、ひとりひとりのアイデアが未来の防災をつくっていく。
だからこそ、「成長したい」「挑戦したい」と感じている方にとって、このショーはきっと特別な体験になるでしょう。
